背景

お客様は衣料品の企画・デザインから生産、販売までを一貫して行なっている企業です。
当社は基幹パッケージソフトの上で動くアドオン機能の開発と保守を行っています。
お客様が新規で基幹工場(生産及び物流拠点)を立ち上げることになり当社にご相談を頂きました。

当社の取り組み内容

1．エンドユーザーおよび外部ベンダーとの折衝

物流倉庫の管理システム(ロケーション管理やピッキング作業のシステム)は、 倉庫業を専門とする別のベンダー企業が開発しました。
本プロジェクトで、当社が請け負った役割は以下のものでした。
・システム間のインターフェースの開発
・エンドユーザーと別ベンダーの折衝及び管理
当社がお客様のシステム、および業務を幅広く知っていることから、 単なる開発ベンダーという位置づけではなくシステム開発全体の管理役をお任せいただきました。

2．本稼働時のフォロー

打ち合わせを幾度と重ねてきましたが、実際に運用を始めるにあたって、 新しい施設で、はじめて使うシステムとなると、様々な面で混乱が生じるのは明白でした。
この為、本番稼働時には、お客様先に常駐し課題をリアルタイムで把握してフォローしました。
システムでフォローできる場合は簡易ツールを用いてその場で画面や帳票を提供し、システムで対応できない場合は、新たな運用方法の提案を行いました。
稼働が落ち着いてからは、積み残した課題の棚卸しを行って改修や新たに必要となる機能の開発を、お客様の了解を得ながら計画化して実施してきました。

導入効果

お客様は、生産から在庫管理、出荷業務まで一気通貫で執り行える基幹工場の実現を目指していました。
それらが実現し、業績にも大きく貢献することができました。
このようなビックプロジェクトで、システム全体の管理を担い、 ベンダー各社との垣根を越えて折衝する力を身に付けたと思います。
お客様からも大変高い評価を頂き、現在もシステムに関することは何でもご相談いただける関係を構築しています。