貿易システムの再構築
海外拠点を持つお客様の基幹システムの再構築を担当しました。
貿易業務にも様々なシステムがありますが、今回は注文された商品をどの輸送手段で海外に輸出するのかを振り分け、申請書類の作成までの流れを見直し再構築するといった案件を担当しました。
1.お客様の業務を知るために長期出張
本件をご紹介して頂いたベンダー様と一緒に、ユーザーの担当者がいらっしゃる拠点へ業務を学ぶために、1ヶ月以上に渡って長期出張をしました。その間に煩雑化していた業務の分析や、システムの整理を行いました。
2.使用言語の2刀流(オープン系とホスト系)
オープン系⇒ホスト系への再構築に伴い、Windows系、PL SQL(ストアドプロシージャ)、IBM i など、両方のスキルが必要でしたが、私たちはそれらの経験を保有している強みを活かして、システムの解析から開発を担当しました。
3.要件定義からリリース、その後の保守を経験
プロジェクトがスタートしてまもなく、お客様および、ベンダー様から私たちの活動状況に信頼と評価を頂き、お客様との仕様決定のフェーズから製造、テスト、保守までの全行程を私たちがマネジメントすることが出来ました。
4.安定した品質
要件定義開始からリリースまで2年半と長期にわたる案件でしたが、データ移行からリリース、そして保守に至るまで、他業務(他社)と比べ貿易業務が最も不具合や故障が少なく安定した品質を維持しました。
これらは、要件定義や設計工程で疑問や不明点が発生した時にお客様と積極的にコミュニケーションをとって、課題を残さず徹底的に明確化したことが要因として挙げられます。
ベンダー様からお請けした案件でしたが、やがて当社のパフォーマンスを評価して頂き、私たちがイニシアチブを持ってプロジェクトを推進することになりました。
SES契約(準委任)とはいえ、プロジェクトを推進する醍醐味を経験することができました、私はその時のベンダー様と共に現在もプロジェクトリーダーとしてお客様に貢献しています。