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開発・導入実績一覧

某メディア会社の基幹システム導入

2019.10.29

保守事業

基幹システムのリニューアル! 設計から導入、保守までサポート

人事・給与や会計、顧客管理・売上請求・入金といった基幹システム全般を刷新する場合、ERPパッケージソフトを導入し、その企業特有の業務に合わせてカスタマイズを行うといったことが検討されます。
しかし中にはどうしてもパッケージでは対応できない場合があります。

パッケージ導入にあたっては、現行システムとのFit&Gapを行い、カスタマイズする個所の全量を洗い出します。
その一方でスクラッチ開発で想定される開発期間や規模等と比較して、パッケージ導入の可否を検討します。
お客様にはそれぞれ多様な業態があり、独自の業務フローや仕組みで管理を行っているケースも多いため、パッケージソフトでは対応しきれない場合には、スクラッチ開発を行うことになります。

今回は、人事・給与及び会計業務をパッケージで対応し、顧客・売上管理をスクラッチで開発することになりました。
パッケージシステムについては、開発ベンダーが中心で導入しますが、スクラッチ開発は私たちが担当することになりました。
この間に、企業における様々な業務の流れや仕組みを知ることができました。

古いシステムになるほど、設計書などのドキュメントがしっかりと管理されていない傾向があり、現行のシステムのモジュールを直接解読しながら調査・分析し、お客様と幾度も打合せを重ね、システムを構築して行きます。

システム構築にはお客様の協力が必要ですが、基幹システムともなると、それらに関わる部署や担当者が横断的になって、立場の相違により各々の思惑や意見で食い違いが生じます。
これらの意見をまとめてコーディネートするのが私のミッションでした。
この時は、関係者全員に「一緒にシステムを構築しているんだ!」と思っていただけるように、心掛けながら取組んでいました。

システムには稼働後の運用保守という業務があります。企業も成長とともに事業の内容や規模が変化しますので、システムも対応しなくてはなりません。
年に一度以上行われることもある組織改変などが最たるケースですが、都度、改修や追加開発が行われます。
それらに即応するためにも運用保守はお客様先に常駐する場合が多いのですが、私たちは、社内で他のお客様の保守業務を兼務しながら運用保守チームとして活動しています。

当社の保守チームは、現在、本案件を含め8社のお客様と保守契約を結び、個々のサービスレベルに合わせた運用サポートを行っています。