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開発・導入実績一覧

プロセスセンター様向け基幹業務システムの導入

2019.10.29

SI事業

背景

お客様は大手小売チェーンの子会社で食肉加工を行っている企業です。
150店舗以上に食品を納入し、7拠点の物流センターにも商品を届けてるので 、24時間、年中無休で稼働しています。
お客様は、私たちが出逢うまでコンピュータシステムを導入されておらず 、日々の業務をエクセルや簡易型データベースを用いて管理しているのが実態でした。
作業指示や、数量管理の殆どが紙媒体で行われていて、様々な課題を抱えていらっしゃいました。
パッケージの導入も検討していたそうですが、業務が複雑で一般的でないことから導入可能かを判定する段階でベンダー各社には難色を示されていたらしく……そんな状態で当社にご相談をいただきました。

当社の取り組み内容

1.お客様と共に行った業務分析

私たちは、先ずSEを常駐させ、お客様と同じポジショニングで現状分析を行うことを提案しました。
殆どの場合、業務要件の整理はユーザーが行うのですが、お客様のコンピュータスキルの現状を踏まえ提案したところ、 当社の開発実績に信用を頂くことで了解を得てプロジェクトがスタートしました。
私たちは、実際に施設内の冷蔵・冷凍倉庫などにも出向き現場の業務を体験しながら調査を行いました。
どの業務タスクをコンピュータ化すれば適切であるかを検討し、お客様と一つ一つ協議しながら業務を分析し、システム化要件をまとめ上げて行きました。

2.業務アプリケーション以外の幅広い提案

今回は、業務アプリケーションの開発だけでなく、基幹サーバーを始めとして、施設内の環境に合ったクライアント端末や、無線アクセスポイント、またハンディターミナル、ラベルプリンタといった周辺機器、 さらにサーバーのデータセンター移設や、専用回線の準備までトータルでご提案をさせて頂きました。
このように、何もない所からコンピュータシステム一式を導入、構築する醍醐味を経験することができました。
近年では、新規で全てを手掛ける機会は少なくなりましたが、当社の事業規模でハードウエアの選定からシステム開発に携わる様々な提案を行う機会を得て、それらが実現したことがとても自信に繋がり誇りに思います。
約1年を掛けて開発した第1段階の基幹システムの運用が始まり、今後も後続のシステム構築の計画があります。
これからも末永くお付き合いを続けさせて頂く為にも、私たち自身がコンピュータ技術や業務のシステム化について 、深く修練を積んでいく所存です。

導入効果

当初の課題であった作業証跡の確保、製品トレースの実現を達成し、商品の誤配も根絶できたことで 、お客様から高い評価を頂きました。
また、お客様は最高位の食品安全マネジメントシステム(JFS-C)の認証を取得されています。